お釈迦さまの6つの教えの中で、最後は智慧、現代語で修養です。
修養とフィードバックについて
目標を設定して、計画を立てて、その通りに実行し、その結果を反省する。それから次に必要なものは、その反省結果をフィードバックして更なる目標達成に進むことです。
修養とは「徳をみがいたり、人格を高めること」というイメージでしょうか。「立派な人になりたい」とか「徳のある人になりたい」ということですね。
幸せは連鎖します
たとえ小さなことの積み重ねでも、小さな目標を達成することは、成功体験となって、色々なことに連鎖してゆきます。お釈迦様の6つの教え(六度万行)では、「智慧・修養」とは、6つの教えのすべてをまとめた行いだと言われます。
心しずかに行いを反省して、次の行動にフィードバックしてゆくものですので、再び目標を確認したり、目標や計画を見直し、さらに努力忍耐をして行こうというものですね。
いくら反省しても次の行動にフィードバックしてしてゆかなければ、次につながりませんよね。PDCAのPlan、Do、Check、Actionですね。最後のアクションは、次の行動を見直して、続けてゆく力になりますね。
地道な継続のために
「徳を積む」とか、あるいは、「陰徳を積む」とか言われますね。積むとは積み重ねるということですので、継続を意味しますよね。小さな成功を積み重ねてゆくと、それは一つにとどまりません。
時々思うのですが、現代人は忙しい、忙しいと、自己を振り返る時間もあまりなく、日々の仕事をこなすのが大変で、それだけでなく、「なんでこんなことも出来ないんだろう」と自分で自分を責めたりして、自分の頭の中は常にパニック状態に陥っているのではないかと思うことが多々あります。
週末には、少しでも自分自身を振り返る時間を取って、その負のループから抜け出せたらいいですね。
生活を整える
例えば、忙しくてついつい散らかっていた家の中を、少しずつでもゴミを捨てたり、断捨離したり、片付けをしてゆくと、家の中が整ってきますよね。
家にあふれているモノ達は、実は脳にとってはノイズだったりしますので、そのノイズが低減すると心が落ち着いてきます。
片付いた空間では気持ちが落ち着くと感じる人は多いのではないでしょうか。そうなると、幸せの連鎖で、次には食事や運動などの健康管理や、節約や投資などのマネーリテラシーなどに関心が広がり、生活がさらに整って、次への挑戦をしたくなったりすることもあるのではないでしょうか。
身の回りの整理は頭の整理
そういえば、学生の頃、試験勉強を始めると、急に机の周辺を片付けたくなるという人もあると聞きます。私も、一つの仕事が決着すると、次の仕事を手掛ける前に、身の回りの片付けをしたくなることが多くありました。
これは、自分自身の頭が、これまでの行動を振り返り、次の行動へのフィードバックの準備をしているものと思われます。身の回りを整理することで、頭が整理されるのでしょうね。
心を整え、気持ちを整えて、さらなる成長を目指してゆきたいですね。
また、続けて書いてゆきたいと思いますので、是非、またご訪問ください。
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