ダイエットでも、仕事やスキルアップの勉強でも、日常生活の中で、何か成し遂げようとした時に、まず、必要なのは目標設定ですね。
そもそも目標をかなえるとは
お釈迦様は、夢や目標をかなえることについて、願行具足(がんぎょうぐそく)と教えておられます。
目標や思いがあって、それを実行して初めて願いがかなうっていうことですね。ですから、実行できないような目標をたててしまったり、目標や願いをしっかり考えずに、すぐに始めてしまうと、やっぱり三日坊主になったり、なかなか夢をかなえることはできなくなってしまいます。
また、お釈迦さまは、同時に、願いには力があるとも教えておられます。こうなりたいと思うことが力になるんですね。何かしようと思った時に、より強く思える方が成功に近づけるってことですね。
3つの目標フェーズ
目標に関して、私は、3つのフェーズがあると考えています。
具体的な目標を立てて、日々確認しましょう。と、よく言われたりします。「smartの法則」って言われたりしますよね。「S:Specific具体的に」ですね。 でも、それ以前に、目標の仕組みを知って、自分自身の目標としっかりと向き合うことがとても大切だと思います。
松下幸之助さんの起業のきっかけ
パナソニックの創業者の松下幸之助さんは、最初、二股ソケットの製造販売を始めたきっかけは、事業がうまくいって、多少のお金が儲かったら、奥さんと温泉旅行にでもいけたらいいなーというものだったそうです。
最初は、曖昧なきっかけで、事業を始められてますよね。奥さんと温泉旅行に行きたいというのは、具体的な目標と言えるかも知れませんが、もっとその前には、雇われているより自分で事業したらいいかなぁーとか、自分で電気機器を造れたら楽しいかなーみたいな、曖昧な目標もあったはずです。
その後、松下幸之助さんは、事業が軌道に乗って、それまでの経緯や従業員の方々の懸命な働きぶりをながめて、自分のやっている事業にはもっと崇高な目的があるはずだと気づき、貧困をなくす等の社会貢献こそが事業の目的だとの思いに至られました。
そして、すぐにその考え方をまとめて、社会貢献の目標を設定して、従業員に徹底されました。それ以降、二股ソケットの製造などの事業活動を始めた日ではなく、社会目標に目覚めた日をパナソニックでは創業日として制定し継承されています。
昇華目標とは
このように、曖昧な目標から始まったものが、具体目標を経て、より高いというか夢のある目標設定になったのを昇華目標とここでは呼びます。昇華目標は、自分の為だけではなく、社会や自分の周囲の人の為になる目標になります。お釈迦様の6つの教えでは布施(ふせ)と言われているものですね。
目標、願いには力がありますが、曖昧目標よりは具体目標、具体目標よりは、昇華目標となるにつれて、その力は大きくなってゆきます。
人の役に立つ目標になるまで自分と向き合うことが大切
最初は、なんとなーくみたいな曖昧な目標設定で構いませんので、それが、いずれ、人とも共有できたり、人の為にも役に立つものになってゆくことを夢見て、さらに具体的な目標にしてゆくのが、目標と向き合うということです。そのように、その目標としっかり向き合えば向き合うほど、願いがかなう力は増しますので、3日坊主にならずに、必ず願いはかなうでしょう。
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