目的達成に必要な「反省」に関してツールを使うことも考えましょう。
頭の整理にはツールを使おう
計画立案にも役立つのですが、反省す場合の頭の整理には、ツールを使うのが良いように思います。ツールを使うことによって、考え方の偏りや思い込みを解消したり、感情が入り込むのを防いで、冷静に分析できるのではないかと思っています。
特に製造業関係の会社で、「カイゼン」活動を推進することを「QC活動」と呼ばれることがあります。「QC」とは「クオリティーコントロール」、品質管理ですね。単なる製品の品質だけでなく、最近では取り組みの品質とかも対象にしているようです。
QC活動に活用されてきたツール達
その「QCの活動」によく使われている「QC7つ道具」とか、「新QC7つ道具」と呼ばれるようないくつかのツールが提案されています。「パレート図」とか、「散布図」とか、「ヒストグラム」とか、皆さんも聞き覚えのある言葉があるのではないでしょうか。
これらのツールは思考の構築にとても有効だと考えています。その中の一つの「系統図」というものをえカニぃは好んで使っています。
最近は、パソコンでのフォルダ管理とかは浸透してきていますので、フォルダーを階層構造して管理することについては、理解される方が多いと思います。
今から考えると、フォルダーの階層構造の考え方を一から学ぶ必要のあった、私達の世代に比べて、今の若い方々は当たり前のようになっていて、ある意味羨ましい限りです。
強力なツール「系統図」って何?
「系統図」というのは、フォルダーの階層構造のように、頭の中を階層構造化して考えてゆく手法になります。
例えば、英会話習得を例にとってサンプルをお示しします。英会話習得のために取り組まないといけないことを右側に思いつくことをどんどん列記してゆきます。紙に手書きで始めても構いません。
最初はここの例のようにきれいな階層構造は作れないと思いますが、例えば、口から(英語)を出す練習と、話す内容に関する練習が必要と考えられます。口から出すにはどうしたらいいかと考えて、発声練習などいくつかの練習法を考えます。
話す内容練習に関しても同じようにどんなことが必要か次々と考えてゆきます。
このように左から右に向かって、これを実現するには何をしたらいいのかをブレークダウンしながら考えてゆくと、何に関する課題を検討しているのかを見失わずに、思考を進めることができます。
まだまだある「系統図」の効能
系統図のすごいところは、これだけではありません。
英会話習得を目指した場合に、実は、口から(英語)を出す練習と、話す内容に関する練習を考えましたが、ある程度その中身を考えた後に、「もっと必要なことがあるのではないか」と考えます。
例えば、「集中することが大切だ」と思いつくでしょう。その為には、時間管理が必要で、その為には、いつ練習するかを決めたり、練習時間を決めたりする必要があることを思いつきます。
このように、ブレークダウンをして課題を深めながら、他に抜けが無いかと考えることができますので、考えの抜けを少なくして、考え方の偏りを減らすことができます。このように系統図を書きながら、自分の考えをまとめてみると、視野が偏っていたとか他の選択肢を全く考えてなかったといったようなことがよくあります。
今話題のマインドマップとは
実は、この系統図、最近はグレードアップされて、マインドマップと呼ばれているようです。また、マインドマップでWeb検索していただくと、書くための無料のツールも公開されてたりします。
お金の勉強で有名な「両学長のリベ大YouTube」でも、この階層構造のマインドマップを使って話されていますよね。若くして経済的自立を実現されて、180万人以上のフォロアーを獲得しておられる両学長の成功の一つの秘訣に、この思考法があるのではないかと、勝手ながら推察させていただいております。
具体的なところは特に説明不足が多いと思いますが、気が付いたら、続けて書いてゆきますので、また、ご訪問ください。
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